フリージア
このあいだjsと会った時、レストランでお花をもらった。
私が誕生日だとお店の方に告げたら、サプライズで用意してくれていたらしい。
本当は前の月だったんだけど、と思いつつやっぱりお花をもらうとうれしい。
家の中に花があるというのは、それがたとえ一輪だとしても華やかなものだ。
私は生憎「緑の手」を持っていないので、花を枯らしてしまう事が多いが、
実家では玄関にいつも何かしら花が飾ってある。
先日帰った時、家の玄関に綺麗な黄色いフリージアが活けてあった。
馴染みのお花屋さんから買って来たと言う。
きれいだね、と言うと母は、
「…フリージアってあまり好きじゃないんだけどね。
トッチが死んだ時、お葬式で沢山来てからあまり好きじゃなくなった」と言った。
トッチとは、母の亡くなった妹のことである。
お葬式にフリージアということは、この時期に亡くなったの?と聞くと
「そう。2月18日。…いい香りでしょう?」と言った
若くして亡くなったと聞いている。
お葬式に寄せられたたくさんのフリージアからも、
豊かな香りが放たれていたろう。
フリージアには気の毒だが、母や祖母、亡くなった祖父の中では、
その姿と香りはその時の記憶と深く結びついてしまったのだろう。
同じ理由で私は百合が苦手だ。
百合には悪いけれど。
私が誕生日だとお店の方に告げたら、サプライズで用意してくれていたらしい。
本当は前の月だったんだけど、と思いつつやっぱりお花をもらうとうれしい。
家の中に花があるというのは、それがたとえ一輪だとしても華やかなものだ。
私は生憎「緑の手」を持っていないので、花を枯らしてしまう事が多いが、
実家では玄関にいつも何かしら花が飾ってある。
先日帰った時、家の玄関に綺麗な黄色いフリージアが活けてあった。
馴染みのお花屋さんから買って来たと言う。
きれいだね、と言うと母は、
「…フリージアってあまり好きじゃないんだけどね。
トッチが死んだ時、お葬式で沢山来てからあまり好きじゃなくなった」と言った。
トッチとは、母の亡くなった妹のことである。
お葬式にフリージアということは、この時期に亡くなったの?と聞くと
「そう。2月18日。…いい香りでしょう?」と言った
若くして亡くなったと聞いている。
お葬式に寄せられたたくさんのフリージアからも、
豊かな香りが放たれていたろう。
フリージアには気の毒だが、母や祖母、亡くなった祖父の中では、
その姿と香りはその時の記憶と深く結びついてしまったのだろう。
同じ理由で私は百合が苦手だ。
百合には悪いけれど。
by pea19
| 2006-04-02 22:43
| 日々