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N. G. Place

CINEMA♪『我的父親母親』

『初恋のきた道』
原題が『我的父親母親』だと今日初めて知りました。
邦題の『初恋のきた道』の方がインパクトがありますね。
前に何回か見たことがありますが、今日はまた違った感想を持ちました。




何と言うか…恐かった。
「八百屋お七」や「安珍清姫」に通じる恐さ。
十代の少女のひたむきさ、というか思い詰める感じが見てて恐かった。
着膨れのチャン・ツイィーがめちゃくちゃかわいいのにかわりはないんですが。

村に赴任してきた新任教師に一目惚れするディ。
彼に食べさせたい一心で料理を作る。
このシーンはすごく印象的。光がすごくきれい。
想いが通じそうになった時、街に連れ戻された彼を待ち続ける。
身分違いの恋をあきらめさせようとする母親だが、
その反面、娘の想いを汲んで割れた食器をそっと直す心遣い。
買った方が安いよ、という職人さんの言葉に対して言った
「使った人が、娘の心を持って行った」
という言葉に泣きました。

棺に掛ける布を自分で織りたいという気持ち。
町の病院で亡くなった夫を担いで村まで運んでやりたいという気持ち。
無理と思われた葬儀は、知らせを聞いて駆けつけた
教え子たち100人余りによってつつがなく行われる。
このシーンは何回見ても泣いてしまう。

「もう父さんに会えないんだよ」
と泣くディ。
初恋の人と結婚して40年も思い続けることができるんだろうか。



by pea19 | 2006-04-27 23:49 | 趣味

N. G.なもの・人・場所を記録しておいて、近寄らないようにしたい。
by pea19

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