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N. G. Place

Play♪「露の干ぬ間の」

文楽「義経千本桜/生写朝顔話」@国立劇場

Play♪「露の干ぬ間の」_c0002390_0113523.jpg今月は燕三の襲名披露や住太夫さん、蓑助さんの出演が重なって、チケットを取るのが大変だ、と友人から聞いて珍しく先行でチケットを取りました。取れてよかった。




『義経千本桜』
住太夫さんは、なにしろご高齢なので心配していたけど、さすがでございました。…と言いつつよりによって住太夫さんの段でこっくりこっくりしてしまいました。ばか。

『生写朝顔話』
今日の演目で見たかったのは、これ。
甲斐庄楠音という日本画家に「露の乾かぬ間に」という作品があって、それを追いかけているうちに行き着いた作品。あらすじは知っていたけど、改めてすごい話だなあと驚きました。特に大井川の件はすごすぎる。最近この手の純愛(というより激愛?)を見るとホラー映画を見ているように背筋が寒くなります。安珍清姫といい、八百屋お七といい、一途って恐いですね。
蓑助さんの人形は本当に色っぽい。何が違うのかわからないけど、とにかく本物の人間よりも女性らしく、色っぽい。首の傾け方・手のしなり具合などなど。今日は朝顔の深雪を遣っておられたけど、駒沢を阿曽次郎と知らず別れてしまったあとの狂乱ぶりはとにかくすごかった。
義太夫もかなり力の入ったドラマチックなもので、こちらを見ていてもおもしろかった。謡いながら伸び上がったり縮こまったり、顔の表情も豊かにくるくる変わる。嶋太夫さんが熱演でした。

千秋楽だったせいか、着物姿のお客さんが多く見られた。こういう場に着物でお出かけってすてきだなあ、と最近思う。持ってないので私には無理だけど。
舞台の両脇に電光掲示板が設けられて字幕が出るようになってから、とても見やすくなった。前は百発百中沈んでいたけど、話にのめり込めるようになった。また見に行きたい。



by pea19 | 2006-05-29 23:21 | 趣味

N. G.なもの・人・場所を記録しておいて、近寄らないようにしたい。
by pea19

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