痛み 削り輝くデザイン/朝日新聞061031
痛み 削り輝くデザイン
ぷろふぇっしょなるず
いつの間にか、腕が擦り傷だらけになっていた。ビール缶24本が入った、直方形の段ボール箱(カートン)。実験に使うため持ち運ぶうち、腕の内側に箱の角が食い込んだ。「店の人は毎日、これを運んでるのか。大変だな」試しに四隅を切り落としてみた。痛くない。
キリンビールパッケージング研究所の平石さんは、胸を躍らせながら図面を引き始めた。
約3年かけた新カートンの研究によって、約30年ぶりのデザイン変更。
新カートンはMOMAで「SAFE リスクに挑戦するデザイン展」にて年始まで展示されるそうです。
コンビニでバイトをしたことがありますが、段ボールってすごく手が荒れるんですよね。触ってるだけで荒れて、手が切れやすくなる。
なんだかすごく良い話だなあと思って。
by pea19
| 2006-10-31 22:42
| 新聞