CINEMA♪「顔ぶたないで!」
『Wの悲劇』
主題歌は松本隆さんとユーミンの強力タッグということは知っていたけど、音楽がジブリでおなじみ久石譲さんだったとは知らなかった。世界のニナガワが俳優として出演されていたのも新鮮。
今回の発見は、劇中劇『Wの悲劇』のマコちゃん(薬師丸ひろ子さんが高木美保さんから奪い取った娘役)の卒論のテーマがV.ウルフの『ダロウェイ夫人』に関する考察だったということ。少し前だったら全くピンとこなかったろうけど、先日『めぐりあう時間たち』を観てから興味を持って、そのベースとなったV.ウルフの『ダロウェイ夫人』を読んだ。原作は中年になったダロウェイ夫人やその周囲の人々のある一日だけをさまざまな角度から描いた小説。『めぐりあう〜』はその小説をもとに3人の女性(ダロウェイ夫人)の生涯をさまざまな時代で描いた映画。そう考えるとこの『Wの悲劇』も劇中劇と現実が錯綜するところもあったりして、そういう意図もあったのかもと思った。
by pea19
| 2008-03-29 23:00
| 趣味