屋根まで飛んで
シャボン玉ってきれいだけど、見ていて切なくなった。
これは強そうだなーと思って見ていても絶対壊れる。
本当に屋根まで飛んで壊れて消えた。
駅からの帰り道、自転車のベルを何回も鳴らしながら走る人がいた。
うるさいなーと思いつつ、祖父のことを思い出した。
自転車で出かけて帰ってくる時、
家の近くにくるとあんなふうにベルを鳴らしたので、
祖父が帰ってきたのが木戸が開く前から分かったのだ。
元気だったころの話だ。
晩年は自転車に乗ることもなかったのですっかり忘れていた。
何かのエッセイで「去る者は日々に疎し」の「去る者」は
連絡を取らなくなった知人ではなく、亡くなった人のことだと書いてあった。
両方の意味を含むのかもしれないけど、
読んだ時、なんだかずーんときた。
何で読んだんだっけなあ。
モノよりも音や匂いでふと思い出す。
意識的に憶えていられることって、どのくらいあるんだろう。
これは強そうだなーと思って見ていても絶対壊れる。
本当に屋根まで飛んで壊れて消えた。
駅からの帰り道、自転車のベルを何回も鳴らしながら走る人がいた。
うるさいなーと思いつつ、祖父のことを思い出した。
自転車で出かけて帰ってくる時、
家の近くにくるとあんなふうにベルを鳴らしたので、
祖父が帰ってきたのが木戸が開く前から分かったのだ。
元気だったころの話だ。
晩年は自転車に乗ることもなかったのですっかり忘れていた。
何かのエッセイで「去る者は日々に疎し」の「去る者」は
連絡を取らなくなった知人ではなく、亡くなった人のことだと書いてあった。
両方の意味を含むのかもしれないけど、
読んだ時、なんだかずーんときた。
何で読んだんだっけなあ。
モノよりも音や匂いでふと思い出す。
意識的に憶えていられることって、どのくらいあるんだろう。
by pea19
| 2006-07-16 23:21
| 日々